「留学なんて時代遅れ?」挨拶しか話せないスペイン語学習者限定: 留学に行けない貧乏大学生が“「口語」の文法” で留学経験者よりペラペラに話せるようになってしまった話。

その「留学」ちょっと待ってください。外国語の習得を目指す誰もが夢見る留学ですが、果たしてそれはあなたにとって“正しい選択”なのでしょうか?スペイン語学習歴4年の留学経験者による「話すスペイン語」の学び方講座

過去未来形の「口語文法」

 

 

 

¡Hola, chicos!

 

 

こんにちは。ガウチョ・カズです!

 

 

 

さて、

今回学習する文法は 

 

過去未来形の用法です。

 

f:id:s2016070:20190701023136j:plain

 

 


これも

スペイン語特有の文法事項で、

なかなか理解に苦しむの

ではないかと思います。

 


それでも使えるようになると

表現の幅が広がり


口に出すのが

とても楽しくなります。

 

 

そんな動詞の過去未来形を

今回でマスターしちゃいましょう!

 

 

 

それでは今日も............

 


¡Vamos a ver!

 

  

 

------------------------------------------------------------

 

 

 

はい。

  

ではまず最初に、 


過去未来形が使われる場面

をおさらいしていきましょう。

 

 

その用法は3つありました。

 

1. 過去から見た未来を表す

2. 条件、仮定の文で使う

3. 婉曲表現をする

 

 

この3つです。

 

 


それぞれを解説していきます。

 

f:id:s2016070:20190630120627j:plain

 

  

 

1. 過去から見た未来を表す

 

これはもう

読んで字のごとくですね。

 


「過去未来」って

過去なんか未来なんかどっちやねん 

って思いますけど、

 

過去のある時点を軸に見た未来

を表すときに使います。

 

 

例えば、

 

「今日は会社に来ないかと思ってたよ」

スペイン語で言うと、


Pensaba que no vendrías a la oficina hoy.

 

となります。

 

 

これは、

"tú" に当たる人物が

来た時よりも前に、


私(yo) が

そう思っていたことを

表します。


 

こういう

過去を基準にした未来

のお話の場面で

過去未来形は使われます。

 

f:id:s2016070:20190701024026j:plain

 

 

 


2. 条件、仮定の文で使う

 

これもよく使いますね。

 

条件文というのは

「もし~だったら.....」

という文章のことです。

 

 

例えば、

 

「もし企業からお祈りメールが来たら、一日中泣いちゃうよ」

Si la empresa me embía un mail de suspenso, lloraría todo el día.

 

 みたいな感じです。

 

 

仮定文も、

日本語にしてしまえば

「もし~だったら.....」

という文章ですが、

 


こちらは


現実とは違ったことを

想定した文章、

つまり反実仮想を示唆する文章

です。

 

 

例えば、

 

「もし彼女が生きていたら、思いっきり抱きしめるよ」

Si esuviera viva ella, la abrazaría con toda la fuerza.

 


です。

 

 

この両者の場合は、

過去未来系は

「~するだろうなぁ」

というニュアンスで使われます。

 

 

そしてこれが

大事なルールなのですが、

 

条件文の場合は、

過去未来形の代わりに

未来形を使うことができます。


 しかし


仮定文の場合は、

必ず過去未来形

が用いられます。

 

f:id:s2016070:20190701024116j:plain

「もしもし?」

 

 


 

3. 婉曲表現をする

 

この用法はとても便利ですね。

 

特に

直球で物事が言えない日本人

にはとっておきの

表現だと思います。

 


「婉曲」とは

遠回しという意味です。

 


日本語では、


「それがしたい」

とは言わずに、

「それができたらいいなぁ」

と言ったり、


「それをやれ」

とは言わずに、

「それをやってもらえたら嬉しいなぁ」

と言ったり、


丁寧な言い方

を好む場面が

ありますよね。

 


スペイン語では

そういう言い方を

したいときに

過去未来形を用います。

 

 

例えば、

 

「お口がめちゃくちゃ臭いので開かないようにお願いしたいのですが」

Me gustaría pedirle que no abriera su boca porque huele como el culo abierto.

 

とか、

 

「これ以上友達を失わないためにその悪口を言う癖を直した方がいいと思うよ」

Tendrías que corregirte el hábito de hablar mal de otra gente para no perder más amigos.

 

 

など、

Me gustaría ~ (Me encantaría ~) や、

Tendrías que ~ (Deberías ~) 

の形でよく使われます。

 

f:id:s2016070:20190701024158j:plain

 

 


 

------------------------------------------------------------

 

 

 

いかがでしょうか?

 

 

今回は動詞の

過去未来形3つの用法

を見てきました。



 いずれの用法も

会話の中では

かなりの頻度で出現

します。

 

 

1と2の用法は

文法的なルールなので

「こういう時はこう」

機械的に覚えてしまえばいいです。


しかし、

3の婉曲表現に関しては

自分の話し方を反映させる

技術的な用法です。

 

 

ですので、

活用とその場面に慣れるまで

繰り返し使ってみることが重要です。

 

 

そのための努力は怠らず、

「今なら使える!」

と思ったら


すぐに口に

出してみることを

心がけてくださいね。

 

 

 

今回も

わからないところがあれば

お気軽に質問をください。


24時間以内に

必ずお返事を差し上げます。

 

 

 

それでは

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

 


また次回

お目にかかりましょう!

 

 

 

Gracias por leer todo.

¡Nos vemos luego!