「留学なんて時代遅れ?」挨拶しか話せないスペイン語学習者限定: 留学に行けない貧乏大学生が“「口語」の文法” で留学経験者よりペラペラに話せるようになってしまった話。

その「留学」ちょっと待ってください。外国語の習得を目指す誰もが夢見る留学ですが、果たしてそれはあなたにとって“正しい選択”なのでしょうか?スペイン語学習歴4年の留学経験者による「話すスペイン語」の学び方講座

今日から私、「日本語」を勉強します①

 

 

¡Hola, chicos!

 

 

こんにちは、ガウチョ・カズです!

 

 

 

さて今回は、

 

スペイン語上達のために

    まずは日本語を勉強しろ」

 

と言わせていただきます。

 

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「いやなんでやねんっ」

 

「今さら日本語で学ぶことないわ」

 

 

って言われるのは

承知しています。

 

 

 

でも私から言わせれば、

 

「どうしてあなたはそんな日本語で

    スペイン語を話せると思ってるんですか?」

 

って気持ちです。

 

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自分が日本人だからって

日本語は完璧だとでも思いましたか?

 

 

そんな考えでは、

 

スペイン語を習得することは

一生叶わなくなりますよ。

 

 

いいや、

確かに話せるようにはなります。

 

 

ただし、

 

 

文法も発音もでたらめで

話せるつもりになっただけ。

 

ネイティブが首を傾げ、

思わず苦笑いしてしまうような

スペイン語

しか習得できません。

 

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一方、

 

日本語を最大限に活用し、

正しい方法

スペイン語を勉強した人は

 

ネイティブに引けを取らない

美しく整った

本物のスペイン語

を習得することができます。

 

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いいですか

 

 

私は日本人です。

 

 

あなたも日本人です。

 

 

私たちは日本語を

母語として話します。

 

 

日本語で友達と会話します。

日本語で文字を書きます。

日本語で物事を考えます。

 

 

そして、

 

日本語でスペイン語

勉強しています。

 

 

 

そう、 

日常生活の全てを日本語

過ごしているのです。

 

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「日本にいるんだから当たり前じゃん」

 

と思ったかもしれないですが、

 

 

今までそんなふうに

考えたことありましたか?

 

 

 

つまり何が言いたいのか。

 

 

あなたは

母語」と「第二言語

の違いの本質を

理解していないのです。

 

 

 

それでは

母語」と「第二言語」は

それぞれどんなもの

なのでしょうか?

 

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まず母語とは、

言語知識がゼロの状態(赤ちゃん)から

最も多くの時間脳が晒され、

自然と獲得していった言語のことです。

 

 

 

一方 

第二言語とは、

母語(ないしは母国語)を使って

学習して身につける言語のことです。

 

 

 

とりわけ

 

赤ちゃんが母語

身につけていく過程を

「獲得」と呼び、

 

第二言語

学習して身につけていくため、

「習得」と呼びます。

 

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へー、なるほど!

 

 

 

そうなのです。 

 

 

そもそも

赤ちゃんと私たちでは

言語を得るプロセスが

異なるのです。

 

 

 

そして、

 

 

第二言語

母語のレベルを超えることは

絶対にあり得ません。

 

 

 

当然のことですよね?

 

 

日本語でスペイン語

学んでいるのに、

そのスペイン語が日本語を

上回るわけがないのです。

 

 

ですので、

第二言語の習得を

母語の獲得と同様の方法

試みてはいけません。

 

 

しかしそれを知らず、

ただ闇雲に

スペイン語脳を作ろうと

言語縛りをしている人は

 

 

 

ただ効率が悪いだけです。

 

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例えば、

 

留学中日本語を

全く使わないように

心がける人が

そのいい例です。

 

 

日本人と接点を持つことを避け、

身も心も現地の人になりきって

脳をスペイン語に慣れさせようと

する人です。

 

中には、普段使う

スマホやアプリの言語設定を

わざわざスペイン語替える

強者もいます。

 

 

それって

赤ちゃんの「言語獲得」

と同じアプローチですよね?

 

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実は、

 

一度成長してしまうと

私たちの脳は

 

言語獲得

できなくなってしまいます。

 

 

 

なぜかというと

少し難しい話になりますが.....

 

 

赤ちゃんの脳は生まれたとき

「普遍文法」

というものを持っています。

 

どの言語環境に置かれても

その言語に順応できるような

システムのことです。

 

 

そして自分が獲得する

言語に応じ「普遍文法」から

不要な文法事項が削除

されていき、

 

最終的に

母語の文法」

が頭の中に形成されます。

 

 

これを「獲得」と呼ぶのです。

 

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だから無意識にでも

私たちは日本語を運用できる

わけですね。

 

 

 

つまり、

 

 

一度「母語の文法」が

作られてしまうと、

「普遍文法」という万能な

機能は使えなくなるのです。

 

 

だから何度も言いますが、

今の私たちは

「習得」

をするほかはないのです。

 

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Zzzz.....

 

 

それを知らないと,

 

 

 

ただ闇雲に

スペイン語を学習し

 

必死に勉強しているのに

結果が全然ついて来ず

 

全て時間の無駄遣いだった

 

 

なんてことになります。

 

 

その上、

 

正しい文法が身につかず

日本語とスペイン語

言い換えができない

 

ができあがってしまいます。

 

 

帰国子女や

現地に住む日本人が

こうなりがちです。

 

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だから、まずは

既存の固定観念

を捨てましょう。

 

 

そこが

効率の良い語学習得の入り口

になります。

 

 

 

 

どうですか?

 

今のあなたなら

 

なぜ日本語を改めて

学ばなければならないのか

 

を少し理解

できるはずです。

 

 

 

え?

まだ理解できない?

 

 

それでは次回は、

具体的にどう勉強するべきなのか

お話ししましょう。

 

 

 

今回も

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

 

 

また次回

お会いしましょう!

 

 

 

Gracias.

¡Hasta luego!